motowakaの備忘録

毎度ご無沙汰いたしております

森弘之

「越の祭A」1976年

和紙・アクリル系絵具、水彩絵具 162.0×130.5cm 《越の凾人》―箱に閉じ込められた人物のすがたは、森弘之の画業を代表する題材である。こいつは顔を見せたことがない。いや、たまに顔らしきものが覗いたと思えば、それは決まって仮面のようなものなのだ。この…

深遠なる幻視―森弘之の絵画の魅力

《越の凾人(こしのかんじん)》―辞書によれば、「凾人」とは具足師(ヨロイを作る人)のこと、「凾」とは箱(あるいはヨロイ)のことである。画題の絵解きを自らのタブーとしていた森弘之の、不可思議な魅力に充ちた幻想的な画業を代表する《凾人》シリーズ。…