motowakaの備忘録

毎度ご無沙汰いたしております

近ごろみた展覧会いくつか

もう少し、気楽に書けるようにしないと、足が遠のいてしまいます。(*1
いくつか、見た展覧会で感想が書きたかったものもあったんですが、すっかり日が経ってしまって、今さら感が強く。見に行った順番もよく分からなくなっちゃいました。

  • 釣谷幸輝さんの個展(北日本新聞ギャラリー)
    • これはもう、去年だったかな。「北日本マンスリーアート」でした。
    • ←ホームページかな?
    • 展示が工夫されてました(参加型?)。それは作品に注目させるには面白い試みだと思いました(*2)。でも、今になって思い出してみると、肝心の版画のことをあんまりちゃんと見なかったかもしれないですね(反省)。
  • 斉藤晴之さんの個展(北日本新聞砺波支社ギャラリー)
    • 「となみ野アート 斉藤晴之 個展」1月12日(金)〜1月21日(金)でした。
    • こんな作家さんです。→ART/X/TOYAMA in UOZU
    • あの使いにくそうなギャラリーの空間をよく活かした展示でした。
    • 斉藤さんは良くも悪くも真面目。もっと「はっちゃけて」ほしいと思いました。
  • 本郷仁さんの個展(北日本新聞ギャラリー)
    • これも「北日本マンスリーアート」でしたね。1月17日(水)〜22日(月)でした。
    • こんな人(富山ガラス造形研究所のページ。)→ページがみつかりません -404 Not Found - | OCN
    • 感想。一言で言って、なんと楽しい・・・。(絶句。)(*3
    • 本郷さんには「ガラス」というものがあって、そこでは出来ないことを、こうしたところでやっている感じ。そこが楽しさでもあるんだけど、「ガラス以外」ってことで、いろんなことをやっているのが、その中でレベルのばらつきがある感じはしました。
  • 北岡哲さんの個展(砺波市美術館市民ギャラリー)
    • 第10回至高の精神  「B生物ハンター・北岡 哲」展。2月17日(土)〜3月11日(日)(すごい名前のシリーズ企画。)
    • ホームページ→uotetsu
    • この人も好きなことをやってる感が強い。本人が楽しんでるから、見てても楽しくていいんですけどね。まだまだ若いからそれでもいいんだけど、少しセルフプロデュースを考え始めてもいい頃かも、と思いました。
  • 日本画の最前線−富山・俊英作家たちの軌跡−(高岡市美術館
    • 岡田繁憲さん(日展)、西藤哲夫さん(院展)、尾長良範さん(創画展)と、各団体で活躍する県関係の日本画家三人を紹介する企画展。〔2月17日(土)〜3月25日(日)〕
    • 尾長さん(*4)の作品がとにかく良かった。このぐらいまとめて見る機会は今までなかったし。(もっと「まとめて」見たかった、と言うと、展覧会を企画した人に悪いかな?三人取り混ぜた展示だったのです。)
    • 初期作品も展示されていて、ミニ回顧といったニュアンスもあったようなんですけど、この三人はまだまだ中堅なので、むしろこの展覧会向けの新作が“ガ〜ン!”と展示してあるほうが普通かなぁ、とも。
    • 現代の「日本画」らしさって何だろう、という視点から見てもいいのか、少し迷いました。岡田さんは花鳥画という伝統的画題だけど、厚塗りの日展スタイル。西藤さんは伝統を重んじる院展の中で、“ダブルイメージ”的な表現。だけど、ほぼ抽象の尾長さんの作品に、素材としての「日本画」は一番強く感じられました。

一月末に、上京して六本木の「新美術館」を見た話も書きたかったんですが、まとまりそうもないんで簡単にしておきます。

  • 開館記念展「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」〔1月21日(日)〜3月19日(月)〕は、いい作品もたくさんあったんですけど、作品多すぎ?(会場広すぎ?)という素朴な印象。新しいもの好きで見に来た善男善女が、20世紀美術は疲れる、という印象を持たねばいいんだけど、と要らぬ心配を。
  • 私が見たときは、まだ「日本の表現力」展が開催中でした。〔1月21日(日)〜2月4日(日)〕“デジタルアートからゲーム、ロボット、アニメ、マンガにまで広がる「日本のメディア芸術」を、現在・過去・未来の3つの視点で紹介”という趣旨なんですが、ジャンルで言えばアニメやマンガ、時間軸で言えば「過去」の扱いがかわいそうな感じでした。こっちは会場狭すぎ?という印象。
  • この新しい美術館の建築設計を手がけた黒川紀章の展覧会〔1月21日(日)〜3月19日(月)〕も見ましたが、建築の展覧会の見せ方っていうのは難しいですね。いまいちピンと来ませんでした。何だか都知事選に出馬するやらで、最近になって話題になってるようで。(汗)

もうちょっと、こまめに更新すればいいんですが。あまり美術も美術史も、本当は好きじゃないのかもしれないな、などと思いつつ。

*1:ここを見てくださる方は、一日数人いればいいほうなので、「自分の足」の話です。(笑)

*2:美術館ではよくやりますけど、作家が自分でやるのは変わってるかな、と。

*3:ここで絶句してちゃいけないんでしょうけど。好きすぎるのかもしれません。

*4:武蔵野美大のページ→http://www.musabi.ac.jp/nihonga/staff/index-onaga.html