motowakaの備忘録

毎度ご無沙汰いたしております

越中文学展、面白い企画でしたね

県民会館美術館で開催されていた「越中文学展」。本当は貸出している絵画の関係だけの協力のはずでしたが、これでも一応は学芸員。古巣の美術館でもあり、門外漢の分野ではあっても展示にご協力できるところは多少お手伝いをさせていただきました。特に展示構成(壁面の立て方)については、経験から思ったことをアドバイスしたところ、好評だったと言われて、ちょっとにんまりしました。
富山県には県立の総合博物館がないので、こういう企画はとても貴重です。どうも「文学館」を作ってはどうだという声もあるようなのですが、間口の狭い専門館をまた増やすというのがいいのかどうか・・・。(県立では「立山博物館」があるのですけど、やはり県都にオールマイティの館があるのが基本だと思うのですよね。)
ただ、機運があるのであれば、原則論を言い立てて、それを無にするのも得策とは言えず。
ベタですが「ふるさと文化館」のような名称にして、少し広い範囲で郷土文化を扱ってはどうかと思います。(「越中文学展」も文学と言いながら、サブカルチャーも含めて広い間口のことを扱ってましたし、そのほうがいいんじゃないかと思います。)